【雷神ステージ】Da-iCE

4オクターブのツインボーカルが魅力の5人組男性アーティスト「Da-iCE」が雷神ステージに登場。メンバーは、ボーカルの大野雄大・花村想太と、パフォーマーの工藤大輝・岩岡徹・和田颯の5人構成。昨年に続き、イナズマ通算3度目の出場となった。

まずは、花村と大野のアカペラから始まる「CITRUS」でスタート。第63回日本レコード大賞 大賞受賞曲で知名度は抜群。力強さと切なさを併せ持つ花村と大野のツインボーカルは多くの目を惹き付け、エモーショナルに歌うロックバラードをクオリティの高い歌唱力と磨き上げたダンススキルで圧倒した。続く「DREAMIN’ON」では、力強いメッセージが心に響く疾走感あるロックサウンドで盛り上げ、花村の爽快感あふれる声と力強い歌声が響き渡る。

野外フェスにピッタリなライブ定番曲「Clap and Clap」では、大野が間奏でHIPHOPのリズムに乗ってビブラートを効かせながら「イ～ナズ～マ」と歌いながら会場とコール＆レスポンス。要所でツッコみを入れる花村を尻目に遊び心満載の掛け合いでイナズマをひとつにした。

さらに、Da-iCEの神髄が詰まった「Funky Jumping」へ。小雨のなか滑りやすくなっているステージで渾身のパフォーマンスを披露しバチバチに踊る熱気をダイレクトに伝える。しなやかで躍動感に溢れる個々のパフォーマンスは指先にまで感情が入り、会場の視線を釘付けにした。

ツインボーカルの歌唱力と表現力が凄まじい渾身のバラード曲「ダンデライオン」では、世界観たっぷりな壮大なサウンドに乗って、温もりと力強い歌声を届ける。花村と大野の掛け合いが共鳴し、ストーリー性のある楽曲を完璧に表現する5人のパフォーマンスは唯一無二。

ラストを締めくくるのは、TikTokを中心に注目を集めている言わずと知れた代表曲「スターマイン」。しかしここで、「スターマイン」の歌い出しを、他のメンバーが早まって最初からやり直しというお決まりのネタが始まる。歌い出しは花村のパートだが、それを遮るように大野が歌い客席は大いに湧く。

仕切り直しの3回目で、ようやく本来の「スターマイン」が始まると思いきや、なんとここで、Novelbrightのボーカル竹中雄大が飛び入り参加！冒頭の「あぁ一発じゃ足りないのかい」を横取りし、Da-iCEのメンバーから「うますぎる」と笑顔のクレームが入った。竹中は一瞬にしてステージを去り、なんとか無事にスタート。燃えちぎるような全力パフォーマンスに、客席は色とりどりのタオルで埋め尽くされ、最高の音楽と最高のエンターテイメントを届けてくれた。

<SET LIST>
1.CITRUS
2.DREAMIN’ ON
3.Clap and Clap
4.Funky Jumping
5.ダンデライオン
6.スターマイン