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【DAY1 雷神ステージ】ももいろクローバーZ

2023.10.07 (土)


Day1最後のアーティストは、ももいろクローバーZ。百田夏菜子・玉井詩織・佐々木彩夏・高城れにからなる4人組。今年で6回目の出演であり、2019年、昨年・2022年に続き今年もトリを務める。もはやイナズマには欠かせない存在だ。昨年は、高城れにが本番直前に喉の不調を訴え急遽出演キャンセルに。急遽、百田夏菜子・玉井詩織・佐々木彩夏3人でステージを行っただけに、今年のイナズマは特別な期待感も高まっている。

定刻をわずかに過ぎたころ、メモリアルな映像演出も素晴らしいOVERTUREに乗って4人が登場。1曲目は「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-」。昨年もこの曲から始まっており、1年越しに4人でのリベンジを果たした。

安定感抜群の生バンド・DOWNTOWN MOMOCLO BAND(DMB)が楽曲をシームレスに繋ぎ、2曲目は「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」へ。ジャンルレスなアレンジとクラシックとロックを融合させた壮大な楽曲スケールに驚かされるが、この曲にも既成概念・固定概念を痛快に塗り替えてきた彼女たちらしさが凝縮されている。その後もスムーズに楽曲を繋ぎ「マホロバケーション」へ。ファンキーなノリが心地よく会場も熱を上げる。

その後のMCで高城れには「今年も呼んで頂き、トリを任せて頂きました!1年ぶりの方、初めましての方も一緒に盛り上がっていきましょう!」と煽るが、すぐさま他のメンバーから「あなた、去年出てなかったよね!?」とツッコミが入るが、本人は至って気にする様子はなく「私たちももいろクローバーZは今年で15周年。イナズマロックフェスも15周年!…ってあれ?合ってます?15周年で合ってるよね!?」とマイペースなトークで会場を盛り上げる。


コール・アンド・レスポンスのレクチャータイムに続いて披露されたのは、8月に配信リリースされた「MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰」。この曲は“メイド・イン・ジャパンのももクロ流エンターテインメントを世界に!”をテーマに制作されたNIPPON応援ソングであり、ポジティブなメッセージと彼女たちのキャラクターが相乗効果となり会場を熱く盛り上げる。軽やかな疾走感の中に、ドラマチックな感動を覚える名曲「走れ! -ZZ ver.-」を終えると、再び高城れにが神妙な面持ちでMCを行う。

「せっかく盛り上がっている中、ちょっと重い話になるかもしれませんが…私思うんです。今回、私たち・ももいろクローバーZはトリを任されているわけですが…果たして、トリを務めるだけの存在なのかって…責任、キラキラ、地盤、筋肉…そういうのがまだ足りないんじゃないかなって。そんな中、やっぱりそういうすべてを持っている人が一人だけいるんですよ。今日のトリに相応しいのは……滋賀を任せられるのは、やっぱりこの人だけ!本当のトリを、本当のイナズマを取り戻しましょう!滋賀県が生んだスーパースター、Mr.イナズマ…西川貴教さんです!」

迫真かつ微笑ましい寸劇の中で呼び込まれた西川は「あのさ、ひとこと言わせて!俺、あんまり、この茶番乗り気じゃないから早く呼んでって言ったでしょ (笑)」と言いつつ、笑顔でメンバーとやり取りを行い、そのまま2022年リリースのコラボ楽曲「鉄血†Gravity(with西川貴教)」を超絶技巧の生バンドで披露。


奇跡の共演はここで終わらない。イナズマを愛する者なら誰もが聞き覚えのある“あのイントロ”をバンドが演奏すると「ええ嘘でしょ?ほんとに?ほんとにやるの?」と動揺する西川。しかし会場の歓声を受けて「やりますかー!」と叫び、お互いの15周年への特大プレゼントとも言える西川貴教+ももいろクローバーZで特別バージョンの「WHITE BREATH」へ。

イナズマロックフェスと同い年という特別な縁を持つ彼女たちが会場全体に振りまいた最高の幸福感に満たされ、Day1が終了した。

【SET LIST】
1 行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-
2 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
3 マホロバケーション
4 MONONOFU NIPPON
5 走れ! -ZZ ver.-
6 鉄血†Gravity(with西川貴教)
7 WHITE BREATH