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【DAY1 雷神ステージ】Creepy Nuts

2023.10.07 (土)

日本の三連覇のラッパー「R-指定」と、世界一のDJ「DJ 松永」によるヒップホップユニット・Creepy Nutsがイナズマ初参戦。圧倒的なラップで瞬く間に日本の音楽シーンに君臨し、大型野外フェスへの出演からドラマやラジオ番組の出演まで幅広く活躍中だ。

まずは、自虐的でありながら彼らの自己紹介的ソング「助演男優賞」でスタート。冒頭、R-指定がオーディエンスに訴えかけるように”イナズマロックフェス、本日の主演は、T.M.Revolution、否、西川貴教、否、ここに集まったお客さん一人一人が本日の主役でございます。そんなイナズマを盛り上げる我々Creepy Nutsは、何よりも助演男優賞でございます”と粋な言葉で会場を盛り上げ、中毒性の高いブレイクビーツのトラックに乗って小気味よく軽快にラップを放っていく。時として主役を喰ってしまうような音楽を響かせる二人にオーディエンスも手を挙げて応える。続く「2way nice guy」では、アッパーなサウンドと高揚感のあるラップでイナズマをダンスフロアに変えていく。世界一に輝いたDJ松永の敏腕スクラッチが冴え渡り、持ち味を存分に発揮。さらに気持ちいいリズムとご機嫌で明るい「堕天」では、歌ってみろ!とタオルを振り回しながらオーディエンスを煽り、さらに歓喜の輪を生む。

“滋賀県、我々Creepy Nuts、ライブで来るのは今日が初めてでございます”

MCで少し照れくさそうにマイクをとったR-指定。Creepy Nutsの滋賀県初ライブとイナズマロック フェス15周年が重なり、会場に集まった滋賀県民から温かい拍手が送られる。R-指定の父が滋賀県彦根出身で小さい頃よく滋賀に来ていたという意外な接点となるエピソードも紹介し、オーディエンスとの心の距離をぐっと近づけた。

大阪の神様をモチーフに歌った未発売曲「ビリケン」では、どよめきが起こるほどの超高速ラップとDJ松永が放つビートが強烈なグルーヴを生み、二人の魅力を存分に発揮。マイクとターンテーブルというミニマムなステージセットだが、オーディエンスを盛り上げる強力な武器となっている。

「合法的トビ方ノススメ」では、”せっかく合法的にしゃべれるんやから出し惜しみするなよ””イナズマ声上げろ!”と煽り、両手を挙げて会場をひとつにする。”おとんの里帰りに一緒に行っていた少年が、こうして滋賀の大勢のお客さんをイナズマロックフェスで歌わしてる時が、わたくし自身の歌でもあり、そして声を出せない状況から、声を出せるこの絶景を勝ち取った楽曲でもあります、つまり俺にもあなたにもこの先のびしろしかないやん?”そういって披露されたのは、R-指定のリリックが共感が共感を呼ぶ彼らの代表曲「のびしろ」。誰もが抱える人間の弱さを代弁したリリックをキャッチーな楽曲で表現しひときわ歓声を浴びる。

ラストは、DJ松永のプレイが天才的な輝きを放つ「かつて天才だった俺たちへ」。感情が込められたRー指定の一言一句が心地よく、DJ松永の天才的なプレイが絡み合い、まさに天才的な楽曲でラストシーンを演出。最初から最後まで、たしかなリズムとスキルの高いラップで独自のグルーブ感を押し出し、滋賀県初のライブは、彼らとイナズマにとって忘れられないステージとなった。

<SET LIST>
1.助演男優賞
2.2way nice guy
3.堕天
4.ビリケン
5.合法的トビ方ノススメ
6.のびしろ
7.かつて天才だった俺たちへ