【DAY1 雷神ステージ】Fear, and Loathing in Las Vegas
フェスならではの“音出し公開リハーサル”を終えたあとに登場したのはFear, and Loathing in Las Vegas。彼らは2015年、2017年、2018年、2022年と出演しており、今回で5度目の参加。もはや“イナズマ常連組”と言っても過言ではない心強い存在だ。
2008年神戸にて結成。メンバーはSo(クリーンボーカル・スクリームボーカル・プログラミング)、Minami(キーボード・スクリームボーカル)、Taiki(ギター・ボーカル)、Tomonori(ドラムス)、Tetsuya(ベース・ボーカル)の5人。エモ、スクリーモ、メタル、EDM、Hip Hopからアニソンまで様々なジャンルを容赦なく詰め込みんだ自由な音楽性と、オーディンエンスの心を一瞬で掴むライブパフォーマンスを武器に国内外のライブシーンで絶対的な強さを誇っている。
1曲目からキラーチューン「Return to Zero」を叩きつけ、うねるようなノリを作っていく。「気持ちいい!もっと楽しもう!」と会場を煽りながら「Rave-up Tonight」へ。早く自由な発想の予測できない曲展開が炸裂し、改めてバンドの自由な発想力に驚かされる。
「神戸から来ましたFear, and Loathing in Las Vegasです。去年に引き続き、呼んで頂きありがとうございます。年々進化していくイナズマロックフェス、やっぱり最高ですね!今日は後ろの方まで手を挙げて盛り上がっていきましょう!」
続いて披露されたのは「Let Me Hear」。ラウドなサウンドの中でも切ないメロディを聴かせる楽曲だが、この曲のアレンジも沢山のアイデアが盛り込まれており、常に驚かされる。
ヘヴィーなリフとグルーブが心地よい「Virtue and Vice」のあとは、アッパーな「Starburst」で会場全体をダンスさせる。Minamiは最前列の柵に登り観客を煽っていく。
「イナズマでは普段見れないアーティストが観れる上に、誰もが楽しめる唯一無二のフェスだと思っています。僕らも地元の神戸で『MEGA VEGAS』というイベントをやっているんですが、今年は西川さんに出て頂いて…来年もまた出てくれないかな~とは思っているんですけどね(笑) 西川さんがいろんなやり方で滋賀を盛り上げているように、僕らも負けないように神戸を盛り上げたいと思っています!」
ゲーム音楽のような音から始まった「Party Boys」では、これぞFear, and Loathing in Las Vegasという怒涛の展開が繰り広げられるが、どれだけヘヴィーになってもキャッチ―さを失わないのが彼らの持ち味だ。
『これで全て出し切って帰ってください。お前らも一緒に行こう!』というMCのあとに披露されたラストナンバーは「Luck Will Be There」。百戦錬磨のフェス強者としての貫禄はさすがの一言。この日も烏丸半島 芝生広場を完全に自分たちの色に染め上げた。
【SET LIST】
1 Return to Zero
2 Rave-up Tonight
3 Let Me Hear
4 Virtue and Vice
5 Starburst
6 Party Boys
7 Luck Will Be There