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陽が落ちた頃に登場したのはUVERworld。滋賀県で結成され、滋賀県での地道なインディーズ活動を経てメジャーデビュー。正真正銘の滋賀から世界への扉を開いたバンドである。ブレない信念とジャンルの枠にとらわれない音楽に挑み続ける姿勢を貫き、今や名実ともに日本を代表する存在まで登り詰めた。

真太郎の高揚感たっぷりのドラムに合わせて彰、克哉、信人、誠果が登場。楽器隊がフリーに鳴らす音で会場を煽っていく中、少し焦らすかのようにTAKUYA∞が登場し、ステージを走り回る。

「UVERworldはじめます。」まず最初に披露されたのは今年2月にリリースされた新曲「Touch off」。常に新しいサウンドを生み出し続ける彼らだが、目まぐるしく展開する構成と一度聴いたら忘れられない強烈なメロディ、楽曲が創り出す色鮮やかな世界はまさにUVERworldだけのもの。彼らのLIVEにおいてもすでに代表曲となっている。

「滋賀県で生まれたバンド・UVERworldです。俺たちの持ち時間40分・。たった2400秒。たった9曲にすべてをかけるぞ！」そう叫び披露されたのは「ナノ・セカンド」。誠果のサックスのイントロから始まり全員の演奏が一気に爆発する極上のアッパーチューン。

「イナズマロック フェス最多出演UVERworld…ぬかるみの中、これだけの人を集めておいて…そこそこのライブでは終わらせられねぇなぁ！」

開放的なメロディを独創的なアレンジで仕上げた「ODD FUTURE」に続いて披露されたのは「PRAYING RUN」。

「みんなそれぞれ、今日はお目当てのアーティストのいるとは思うんだけど…今日という日が終わってそのアーティストのことを思いながら、眠りにつく時、なぜだか、あのUVERworldのライブも思い出しちゃう。そう言わせるのが俺たちの目標…ではなくて、そんなライブが出来なきゃフェスに出る意味なんかねぇ。他の誰が出来ないって言っても俺たちは諦めない。」

どこか神秘的なムードすら漂うミディアムナンバー「EDENへ」では、会場全体が手を上げて彼らの演奏から発せられる熱気にに応えていく。

「滋賀出身のUVERworldですが、今まで知らなかったという人がいても全然かまいません。今日がキッカケで知ってくれたら嬉しいです。まだまだ続くUVERworldの歴史を考えたら、今日出会った人たちだって割と早い段階でUVERworldを見つけてくれた人って言えるのかもしれないしね。今日のキッカケに、これからの出会いに、始まりの合唱を…！」

「Ø choir」は2014年にリリースされた彼らの8枚目のアルバム表題曲。ライブごとに進化し続ける抜群のアンセムとなっている。

続けて披露されたのは「零HERE」～「IMPACT」。この曲もUVERworldというバンドが持つ強度と無限の可能性を象徴するような楽曲。「滋賀県出身、過去11年間イナズマをずっと見てきたUVERworldが過去一番の、世界で誰も感じたことのない一体感を全員で作ろう！」というTAKUYA∞の言葉に、オーディエンスが全力で応えていく。

「UVERworldは滋賀県で、この6人で6年前に…いや違うね(笑) 19年前に。う～ん、今日はいろんな人が見に来ていることもあって、ちょっと舞い上がってしまったかも。実は曲順も間違ったし、滋賀県を気負い過ぎたかもね。初めて会ったみなさん、またUVERworldと出会うチャンスをください。19年前に滋賀で結成したUVERworldに、あの時は誰が期待していただろう。僕らの未来に期待していた人はいなかった。でも、どこのどいつが未来に期待していなくても、気にする必要はない。それはあなたたちも一緒です。」

TAKUYA∞の素直な言葉から始まったのは夢を追い続ける姿勢を歌ったラストナンバー「在るべき形」。

どこまでも大きくなり続けるスーパーバンドでありながら、常に初心と情熱を忘れないUVERworld。大切な故郷・滋賀でのライブを最高の形で盛り上げた。

◆SET LIST◆
Touch off
ナノ・セカンド
ODD FUTURE
PRAYING RUN
EDENへ
Ø choir
零HERE
IMPACT
在るべき形

◆INFOMATION◆
https://www.uverworld.jp/