エモ、スクリーモ、メタル、EDM、Hip Hopからアニソンまで、もはやジャンル分けという言葉が通じないほど様々なジャンルを凝縮した楽曲で話題を呼び、すべての人々を飲み込む圧巻のライブパフォーマンスに定評があるFear, and Loathing in Las Vegasが雷神ステージに登場。

狂騒的なSEを場内に鳴り響かせながら登場したロックモンスター5人。
獣狩りをするかのようにヘヴィネスとキャッチーなメロディを武器に、観客の心に一気に襲い掛かる。
そうかと思えば、間奏でSo、Minamiがダンスを披露し、視覚面でも華やかに盛り上げる。

間髪入れず「ThunderClap」へ突入。
タイトルは「雷鳴」という意味を持ち、まさにこのイナズマロック フェスにはうってつけのナンバー。
TVアニメ『戦国BASARA Judge End』のオープニングテーマ曲に起用され、勢いある曲調がその世界観にピッタリ。

Keiの超絶なスラップ、キャッチーなSoのクリーンヴォイスとMinamiのスクリーム。
予測不能なドラマティックな展開で人々を飲み込む。

「来たぞイナズマー！滋賀のみんなと会えて嬉しいです！」

Soが天にも突き抜けるようなハイトーンボイスで挨拶すると、「Keep the Heat and Fire Yourself Up」「LLLD」を立て続けに演奏。

会場は予測不可能な楽曲展開とヘビーなサウンドに大熱狂。
思い思いの形で楽しむ姿は、彼らの音楽同様、自由だ。

「これだけ大きなフェスを10年もやるなんて、西川さん本当に凄いですね。

昨日も出させてもらったんですけど(西川貴教とのコラボ曲「Be Affected」で共演)、リハの時から優しくて、人として素晴らしいと思いました。」

前日、Fear, and Loathing in Las Vegasとしては初めての試みとなる西川貴教とのコラボ楽曲「Be Affected」を披露したSoが、西川貴教への感謝の気持ちを伝える一幕も。

後半は「Party Boys」を筆頭にキラー・チューンを連発。
陰と陽を織り交ぜた展開でイナズマロック フェスをダンス天国にし、ラストは「The Sun Also Rises」で締め、
目くるめくラスベガス・ワールドで密度の濃い時間を終えた。

【SET LIST】

1.　Return to Zero
2.　ThunderClap
3.　Keep the Heat and Fire Yourself Up
4.　LLLD
5.　Party Boys
6.　The Sun Also Rises