日本初!?のR&K(リズム＆歌謡）バンド。

一言では収まりきらない幅広い音楽性と、生きることの希望と絶望を歌う唯一無二の世界観を放つ。

地元・滋賀県草津市出身の東狂アルゴリズムが、ついに地元の大イベント「イナズマロック フェス」初出演となった。

トランペットの勇ましいヒッティングマーチに乗って、威風堂々と登場した東狂アルゴリズムの5人。

「地元滋賀県代表、東狂アルゴリズムです！わーすたの後ですが、おっさんの全力見せつけます」

ボーカルの佐々木は、地元・滋賀県草津市出身で、昨年の出演が台風で流れ一年越しの出演に気合い十分だ。

「京都まで聴こえるくらい大きな声出せ！」と言って聴こえてきたのは、この日ために作ったという「琵琶湖の水止めたろか音頭」！

“止めたろか　止めたろか　琵琶湖の水を止めたろか”というキャッチーなフレーズを繰り返し、風神ステージに集まった観客とコール＆レスポンス。

後先考えないテンションで、容赦なくオーディエンスを煽る。

“水の未来に、声を上げろ。”をスローガンに掲げる「イナズマロック フェス」で、確信犯ともいえる彼らに大きな勇気を貰ったオーディエンスは、滋賀県民の最強の言葉「琵琶湖の水止めたろか」をシンガロング！

しかし佐々木は、「残り20分、君らの声が小さかったらずっとこの曲やりますからね」とまったく手を緩める気配は無い。

最初で最後のイナズマだと腹を括っている様子だ。

“最初で最後の瞬間を生きまくれ”という前向きなフレーズが印象深い「シーズザデイ」でもその勢いは収まらず、佐々木の男臭さ満載の

メッセージ性溢れる楽曲に、オーディエンスの拳の数が増殖する。

「今日、会場まで原付で15分で来ました。家から近いけど、ここに出るには時間が掛かったぜ！40歳になっても良い夢見ましょう」と言って「座布団ドリーマー」へ。

20年間、流行りの音楽に迎合せず地道に活動を続ける彼らの芯の強さは一級品だ。

ラスト残り1曲となったところで、「今日は、一生分の琵琶湖の水を止めたろか言うと思います。イナズマに出るためにこの曲を作りました」と告白すると、再び「琵琶湖の水を止めたろか音頭」を演奏！

前半で宣言した通り、お客さんの声が小さかったための処置。

最後の最後まで「琵琶湖の水を止めたろか」を連呼し、熱狂のステージが幕を閉じた。

愛する滋賀での大舞台。

リスナーの心を焚きつけるように歌い、東狂アルゴリズムらしさ全開のステージを披露。

このイベントへの愛を感じると同時に、イナズマロック フェスに大きな爪痕を残した。

【SET LIST】

1.　琵琶湖の水止めたろか音頭

2.　シーズザデイ

3.　座布団ドリーマー

4.　チップスター

5.　琵琶湖の水止めたろか音頭