イナズマロック フェス最多出演アーティストであり、今や日本を代表するバンドとなった滋賀県出身の6人組・UVERworld。

西川貴教も「イナズマにはUVERworldが欠かせない」と、絶大な信頼を寄せている存在だ。

ジャンルレスで変幻自在なサウンドと、TAKUYA∞から放たれる濁りの無い本音の言葉。

すでにシーンには比較する対象がいないほど完全にオリジナルなスタイルを貫きながら、常に進化し続けることをやめない姿勢は、性別・世代を越えて熱烈な支持と大きなリスペクトを集めている。

すでに陽が落ちたステージにSE「TYCOON」が流れる中、メンバーが登場。真太郎が短いドラムソロを打ち鳴らし、そのままの流れで「DECIDED」へ。

最初からトップギアのテンションで飛ばしていくが、楽曲の途中で、続く「WE ARE GO」へ。

この曲もShort versionにアレンジされており、イナズマならではのレアな演出での披露となった。

その後も、彼らにしか体現できない「これぞUVERworld」というLIVEを展開していく。

「他のアーティストを観に来たはずなのに、フェスが終わって心に残ってしまったのはUVERworldだった…。

そう言わせたい。そんなことできるかどうかわかんねぇ。でも、できるかできないかはやって確かめる！」（PRAYING RUN）

「イナズマ10年の歴史の中で最多出演のUVERworldです。

ずっと好きにやらせてもらってたんだけど、そろそろみんなが喜ぶことやらなきゃなって。

ひょっとしたらワンマンライブでも全然やらないような曲を」（君の好きなうた）

「イナズマ10年間に感謝です。

でも、やっぱり俺らは最新の自分たちがカッコいいと思ってるんで、2030年対応の曲やっていい？」（ODD FUTURE）

「実家が凄く近くて。昨日リハーサルが終わって実家まで走って帰りました。

遠くから来た人…このあたり、超ド田舎やばいっしょ(笑) でも、俺はここでやりたいことを見つけた。歌詞を書くことを見つけた。

滋賀県でたくさんのライブを観に行って、いいライブを観る度に悔しくて。みんなはどんな人生を送りたい？

ほんの少しでもやりたいことがあって、今日UVERworldのライブを観て感じるものがあったら、是非始めてほしい。

色々言う人もいるかもしれないけど、俺たちも数年前まではそうだった。

そう、俺たちは、昔はあなたたちと同じ場所にいたんだから。証明完了」（Q.E.D）

その後「零HERE」を挟んで、彼らの楽曲の中でも最強のアンセムの一つである「IMPACT」へ。

「ここから数分間は俺たちが世界の中心だ！東京じゃねぇ、大阪じゃねぇ、ここ滋賀県、イナズマだ！」というTAKUYA∞の煽りに応えるように、会場もさらに熱を上げていく。

「俺がイナズマで感じた、イナズマ史上最高の一体感でした！ありがとう！

どこでライブをやっても集まってくれる人がいるのを俺たちは知っている。

いつも応援してくれるCrewのおかげで、どんな場所でも胸を張ってライブをすることができるんです。

ただ、次にやる曲は俺たちを応援してくれてる人、初めて出会うという人、関係無い。

まだ、音源になってない曲をやります。すべての人を楽園へ、音楽の楽園へと連れていきます」というMCに続き、未発表曲「EDENへ」を披露。

重厚なムードを持ちつつ、どこか希望と温もりを感じる、まさに最新のUVERworldを感じられるナンバーだ。

最後は、未来に自分自身で希望を持つ大切さを歌った「在るべき形」を演奏し、心を揺さぶり続ける圧巻のステージを終えた。

【SET LIST】

1.　DECIDED

2.　WE ARE GO

3.　PRAYING RUN

4.　君の好きなうた

5.　ODD FUTURE

6.　Q.E.D

7.　零HERE

8.　IMPACT

9.　EDENへ

10.　在るべき形