【雷神ステージ】西川貴教
「イナズマロック フェス」
西川貴教が中心となり、自身の故郷である滋賀県で、地元が一つになって開催し、他県からも新しい仲間を集められる。そんな“町のお祭り”として構想し、試行錯誤を重ねながら大切に磨き続けてきた“イナズマ”も、昨年15周年を迎え、今年は16年目。
新たなスタートともいえる年となった。当初は「西川貴教が参加せず自分の手を完全に離れたとしても地元で勝手に開催され盛り上がっていける。そんなお祭りにしたい」と語っていた西川だが、イナズマでのステージではもちろんのこと、歳を重ねるごとにあらゆる場面で八面六臂の大活躍となっているのは言うまでもない。
さらに今年は20年の時を経て、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの最新作となる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が公開。小室哲哉氏と奇跡にも必然にも感じるコラボレーションを初めて実現。作品レベルを超えた大きなムーブメントを巻き起こした。今年の西川貴教のステージは、そんなイナズマの起点とこれまでの歴史、さらに新たな始まりと夢のような瞬間が混ざり合った特別な時間となった。
MCでは今年集まったすべての人と、イナズマに関わっているスタッフ、地元・滋賀県への感謝を全身で伝え主催者としての穏やかな顔を見せつつ、楽曲ではムードを一転し息もつかせぬスリリングなステージを展開。圧倒的歌唱力と覇王的存在感を魅せつけ、毎秒毎秒オーディエンスの心を貫いてくる西川貴教。
遂に…小室哲哉が…「イナズマロック フェス」に降臨!
すべてがオリジナルの塊。ポップでインテリジェントでアヴァンギャルドな小室哲哉的サウンドアプローチが会場も大歓喜。
ついに実現した「FREEDOM」でのコラボレーションに続き、披露されたのは西川貴教BANDwith 小室哲哉という特別編成での「BEYOND THE TIME」…!「FREEDOM」という楽曲の制作秘話はもちろん、劇場版「機動戦士ガンダム」と主題歌の歴史を知れば知るほどこの楽曲の流れが伝説を超えた神話的セットリストに痺れずにはいられない。(さらにはENCOREで「LOVE TRAIN」まで演奏するという超特大サービスも…!)
ENCOREではこの日出演したARTISTからNovelbright、NEWS、宮野真守、So, Minami (Fear, and Loathing in Las Vegas)、小室哲哉が参加し「イナズマロック フェス」のテーマソングともいえる「Lakers」を演奏。この曲はまさにイナズマでしか体験できない特別なストーリーを持つナンバーだ。すべての演奏を終えると「最後にいつものやつだけ言わせてもらいます…また、会おうぜ!」と叫んだ西川貴教。晴れやかな笑顔で再会を誓い「イナズマロック フェス2024」の2日間が無事終了した。
<SET LIST>
01「Never Say Never」
02「As a route of ray」
03「Be Affected」with So, Minami (Fear, and Loathing in Las Vegas)
04「The Barricade of Soul」
05「Life’s Anomalies」
06「FREEDOM」with 小室哲哉
07「BEYOND THE TIME」with 小室哲哉
08「Crescent Cutlass」
-ENCORE-
EN1「LOVE TRAIN」with 小室哲哉
EN2「Lakers」
with Novelbright、NEWS、宮野真守、So, Minami (Fear, and Loathing in Las Vegas)
and 小室哲哉