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【雷神ステージ】ももいろクローバーZ

2024.09.21 (土)

「イナズマロック フェス 2024」DAY1、雷神ステージのトリは、ももいろクローバーZ。
イナズマとの付き合いは長くて深く、今年で8度目の出演(しかも3年連続のトリ)。
結成16周年を迎えてもまだまだ進化し続ける永遠の週末ヒロインが、どっぷりと日が暮れた雷神ステージにモノノフ(ファンの呼称)の大歓声を浴びながら登場した。

ロック色の強いギターイントロが印象的な「サラバ、愛しき悲しみたちよ」が流れてくると、会場のテンションは一瞬にして上昇。
担当カラーのドレスを纏った4人が華やかに踊り、オーディエンスに微笑みながら歌い上げ、会場をひとつにする。

2曲目は「前向きでひたむきに戦う女の子」のテーマソング「MOON PRIDE」。
元気や勇気を与えるももクロらしさ全開の楽曲で会場のボルテージはさらに加速。
エレクトリックな音飾が印象的な「ロードショー」では、イントロからコールで盛り上がり、それに応えるようにステージに広がった4人は、オーディエンスの隅々まで桃色に染めあげた。

MCで
「イナズマにお呼ばれするの、今年で8回目ですって。そして3年連続でトリを務めさせてもらうということでありがとうございます」
「8回も出させてもらうのもビックリなんですけど、イナズマ16年もやってるのすごくない?私たち今年で16周年だったんですけど、ももクロ結成からやってるってことだもんね?」
とイナズマの歴史の長さと、ももクロの活動歴の長さを実感している様子が印象的だった。

中盤は、ももクロの最新曲「レナセールセレナーデ」、今年5月に発売された最新アルバム「イドラ」のリード曲「Heroes」を披露。
さらにはももクロ10周年の頃に発表したバラード「クローバーとダイヤモンド」「走れ!-ZZ ver.-」と新旧織り交ぜたナンバーで多幸感を増幅させた。

さぁいよいよライブも大詰めといったところで高城れにがマイクを取った。
「今日もそろそろ終わりが見えてきましたけど、毎年私たちはトリをやらせてもらっているのに”トリはできない”とか、”重大な責任は負いたくない”とか言ってきました。
けど今年のももクロは違うぞっていうところを皆様にお見せしたいなと。ここにいるみなさんが最高と思えるステージを用意しました。今年はしっかりと責任をもって締めさせていただきます!」

自信満々にそう語る高城れにの言葉に、会場にいる誰もが期待したであろうが、他のメンバーは何も聞いていない様子で、首をかしげながら高城のテンションがおかしいと呟いている。
そんな心配をよそに、「それでは準備ができました。ミュージックスタート!」と高城の合図で流れてきたのは、T.M.Revolutionの「HOT LIMIT」。
数十秒後、準備が整いステージに戻ってきた高城の手には、雷神ステージのジオラマとHOT LIMITのポーズをキメた西川貴教のフィギュアが!

最高と思えるステージとは、「HOT LIMIT」のBGMに合わせて西川フィギュアを手動で踊らせるというなんともチープなものだったのだ。
「れにちゃんにはガッカリだな」と3人にそっぽを向かれた高城は、「もうこれは神頼みしかない。神様!ここにいるみんなに最高のステージをお見せください」と祈りを捧げると、なんとその想いが通じ、聴こえてきたのはT.M.Revolutionの「LEVEL4」。
なんと今度はフィギュアではなく、正真正銘、西川貴教本人の登場となり「LEVEL4」が披露された。

毎年恒例となっているももクロによる茶番劇に今年も被害を被った西川貴教は、迷惑そうな表情で登場したものの、一瞬にしてアーティストへの表情に切り替わり全力で歌い切る。
ももクロもバックダンサーとして仕事を果たしていた。

想像もしていなかったサプライズに会場は大盛り上がりとなったが、歌い終えた西川は笑みを浮かべながら「お願いだから何をやるか(事前に)教えて」と困惑。
しかしすぐに期待感へと変わり「また来年もやれよ」と直接オファーし、会場にいるモノノフにも「また来年も来るよな?」と呼びかけた。
次回のイナズマで、ももクロはどんなステージを見せてくれるのか、今から楽しみにしておこう。

<SET LIST>

01「サラバ、愛しき悲しみたちよ」
02「MOON PRIDE」
03「ロードショー」
04「レナセールセレナーデ」
05「Heroes」
06「クローバーとダイヤモンド」
07「走れ!-ZZ ver.-」
08「LEVEL4」(西川貴教 歌唱)

LINK:https://www.momoclo.net/