【雷神ステージ】HYDE
満を持してイナズマロック フェス初参加となったHYDE。
L’Arc〜en〜Cielで築き上げた絶対的な実力と経験、センスを活かしながらソロ・アーティストとしても常に理想のサウンドとヴォーカルスタイルの研鑽を続けている彼だが、その探究心は創作活動に止まることなくLIVE活動に対する貪欲さも尋常なものではない。
今年は公式で「#HYDEフェス襲来中」というハッシュタグを使用しているほど数々のフェスに出演。
各地でジャンルやジェネレーションの壁をすべて薙ぎ払うほどの大きなインパクトを残し続けている。
この日のステージは、ももいろクローバーZの楽曲「ココ☆ナツ」を大胆にアレンジしたカバーからスタートし、オーディエンスの意表を突く。
その後は「MAD QUALIA」、「DEFEAT」と、ヘヴィでありながら一度聴いたら忘れられないメロディアスさも兼ね備えたナンバーを連発。
まさにHYDEソロで追い求めている音の世界が具現化された2曲といえそうだ。
続く4曲目は、L’Arc〜en〜Ciel大名曲のセルフカヴァー「HONEY」。
この曲のイントロでは当然大きな歓声が上がったが、HYDEはさらに熱狂を煽るかのようにステージから降り、前方の柵を移動しながら観客と積極的にコミュニケーションをとっていく。
そして、ニューアルバム「HYDE [INSIDE]」にも収録されているアッパーチューン「6or9」では、なんと西川貴教がギターで参加するという特大のサプライズも。
掛け合いやコーラスで参加するのではなくあくまでギタリストとしてのゲスト参加は西川のアーティスト人生においてもかなり貴重な場面だったといえる。
さらに演奏後には、花束を用意してステージ上で西川の誕生日を祝福。
そのままラストには「GLAMOROUS SKY」のセルフカヴァーまで披露した。
限られた時間ながら、フェスで出会った観客をとことん楽しませ、自らも楽しむ。
HYDEのサービス精神の神髄と、底なしの魅力が垣間見えた魅惑の40分間だった。
<Info>
HYDE [INSIDE] LIVE 2024 -EXTRA-
10.26.Sat/27.Sun 幕張メッセ 国際展示場 9-11ホール
10.12.Sat/10.13.Sun 神戸ワールド記念ホール
10月16日(水) New Album「HYDE [INSIDE]」Release
<SET LIST>
01「ココ☆ナツ」
02「MAD QUALIA」
03「DEFEAT」
04「HONEY」
05「6or9」(w/ 西川貴教)
06「GLAMOROUS SKY」