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【DAY2・雷神ステージ】MY FIRST STORY

2022.09.19 (月)

2011年の結成以降、インディーズながらアリーナクラスでのワンマンライブを成功させるなど、常に自分たちの手で道を切り拓き、その実力を証明してきたMY FIRST STORY。遡ること10年前、2012年の「イナズマロック フェス」では、FREE AREAの風神ステージを沸かせたマイファスが、10年越しの雷神ステージ登場となった。

SEと共に、Teru(Gt)、Nob(Ba)、Kid’z(Dr)が登場し所定の位置につくと、ステージ中央にゆっくりとHiro(Vo)が登場。「久しぶりだな滋賀!今日は最後までよろしくな!」と威勢の良い挨拶と共に「不可逆リプレイス」が放たれる。

スリリングなメロディと重厚な低音にHiroのハイトーンボイスが絶妙に絡み合い、マイファスを体験するうえで絶対に外せないラウドなナンバー。決意が込められた硬派な歌詞はバンドの強い意志を感じる。


続いて演奏された「I’m a mess」は、中毒性のあるメロディとリアルな気持ちをダイレクトに落とし込んだ歌詞が印象的。刺々しさはないが曲の随所でマイファス節が効いている。

「楽しんでますかイナズマロックフェス~!?雨も上がり、明日は残念ながら中止ですが今日が最終日として全力で楽しんでいきませんか!?全部ぶつけてくれよ全部受け止めて見せるからさ!」

翌日DAY3中止の発表を受け、消化しきれないモヤモヤした気持ちを消し去るかのように、強い眼差しで熱く訴えるHiro。熱量そのままに「1,000,000 TIMES」が披露され、オーディエンスの耳にHiroの鋭利なハイトーンボイスがダイレクトに突き刺さる。「REVIVER」では、テクニカルなギターサウンドと桁外れのハイトーンボイス、さらにはねじ伏せるようなラップなど、様々な要素を取り入れたマイファスサウンドで会場を一つにする。ラウドなサウンドの中に、叙情的なピアノの音色が、切なさと儚さを帯びた珠玉のバラードロック「With You」であっという間にラストナンバーを迎える。

「俺らは2年前、音楽の力って、この世界では本当に無力なものなんだって改めて痛感させられました。すべてが規制された世界で、このコロナを機に、バンドマンも、ロックミュージシャンも、ラッパーもアイドルも、世界平和を歌っても、全部胡散臭いと思っていた。すべてを救えないのは俺にも分かっているけどさ、目の前の感情、目の前の悲しみ、それをどうにかしたいって思いだけは、絶対殺したらいけないと思うんだよ。だからもしお前らが、俺の目の前で絶望していたら、俺がお前らの代わりに、声枯らしてやるからさ。音楽の力少しでも届いたくれたこと、心から願っています。本日は本当にありがとうございました。」

「With You」の後半で、コロナ渦で溜まったフラストレーションを吐き出すように早口でまくし立てたHiro。10年ぶりに帰還したイナズマのステージで全身全霊のパフォーマンスを披露し、会場からの盛大な拍手はしばらく鳴り止まなかった。

<SET LIST>
1.不可逆リプレイス
2.I’m a mess
3.1,000,000 TIMES
4.ACCIDENT
5.REVIVER
6.With You

 

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