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【雷神ステージ】東京スカパラダイスオーケストラ

2022.09.18 (日)

しばしのインターバルの後、飛び跳ねるようなファンキーなリズムとメロディが流れ出す。オープニングSEの楽曲は今年5月にVS.シリーズ 第1弾として発表された「サボタージュ (VS. ALI)」だ。順番に淡い緑色のスーツで揃えたメンバーが登場。配色の妙もあり、琵琶湖のロケーションに抜群に映える。

1曲目は空間を切り裂くようなイントロのギターが印象的な「TONGUES OF FIRE」。うねるようなビートと軽妙なアジテーションで序盤から会場を乗せていく。続く「HURRY UP!!」も強烈なメロディが一瞬で耳に残る強烈なナンバー。この曲ではトロンボーン奏者の北原雅彦が大きなベルのホーンを持って登場。しかもスケボーに乗っての演奏している。(さらによく見るとベルの内部「イナズマロックフェス」という文字がデザインされているというニクイ演出も!)

演奏後のMCでは「僕ら、このイナズマロック フェスにはずっと出たくて。ちょっと前に西川さんとお会いする機会があったので『イナズマ出させてください!』ってお願いして、やっと出ることができました!嬉しいな!今日盛り上がってくれたら…またチャンスがあるぜ!」と喜びを語る谷中。会場も大きな拍手で応える。

「曖昧な悲しみは喜びで塗りつぶすんだ!」と叫び披露されたのは、あらゆる音楽好きを熱狂させるスーパーキラーチューン「DOWN BEAT STOMP」!野外で聴くあのメロディの開放感は格別。誰もが体を動かして楽しんでいる。

「イナズマロックフェスの正義の味方達にこの曲を贈ります!」という茂木のMCから始まったのは「仮面ライダーセイバー」。この曲は同名作品のエンディング曲でなだけに、ひたすら勇気が湧いてくるような痛快なポジティブさが心地よい。ヒーローを模したメンバーたちのステージアクションも楽しめる楽曲だ。続いて披露された「水琴窟」は、世界的ピアニスト上原ひろみをフィーチャリングして発表された楽曲。沖祐市の流麗でありながらどこか過激でもあるジャズピアノに思わず魅了される。続いて「ここでSPECIAL GUESTを!」という言葉と共にステージに招き入れられたのは04 Limited SazabysのGEN。披露された楽曲は「銀河と迷路」だ。オリジナルバージョンではドラムスの茂木欣一がVocalを務めているが、近年は、ごく限られたフェスでの特別VersionとしてGENとのコラボレーションが実現している。豊かな演奏とGENの歌声が会場を包む。

最後は、ガモウの「体を使って思いっきり楽しさをアピールしてくれ!どこが一番盛り上がってるんだ!!」という煽りから、スカパラ屈指のアッパーチューン「Paradise Has No Border」へ。誰もが聞きなれたあのフレーズを繰り返しながら、メンバーもステージを中央、上手側、下手側と移動。どこまでも一体感を高めていった。

国内外問わずあらゆるフェスに出演し、各地のオーディエンスを熱狂させてきた彼らのパフォーマンスは圧巻の一言。「またもう1度」と言わず、必ず何度でもイナズマの地で観たい!

【SET LIST】
SE(サボタージュ)
1 TONGUES OF FIRE
2 HURRY UP!!
3 DOWN BEAT STOMP
4 仮面ライダーセイバー
5 水琴窟
6 銀河と迷路 feat.GEN
7 Paradise Has No Border

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