9/21sat - 22sun

FREE AREA: 開場10:00
LIVE AREA: 開場12:00/開演14:00
※雨天決行 (荒天の場合は中止)

滋賀県草津市 烏丸半島芝生広場

送迎車を含むお車でのご来場は固くお断りいたします!
公道での駐車違反は見つけ次第警察に通報します。

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BLOG

DAY2【雷神ステージ】ゲスの極み乙女。

2019.09.22 (日)

続いて登場したのは、ゲスの極み乙女。

 

「イナズマロック フェス」への出演は今回で2度目となる。2016年の初登場時には、彼らの持ち時間から雨が降り出し、演奏が終了すると同時に大雨に。しばしの中断の後、天候は回復せずイベント史上初めての開催中止となった。今回は3年ぶりに待望の再出演となる。

降り続いていた雨が上がり、空に光が差し出した頃に演奏がスタート。「ゲスの極み乙女。です、よろしくお願いします。」というシンプルな挨拶から始まったのは「猟奇的なキスを私にして」。一聴するとシンプルな音使いだが、随所に細かいアイデアが詰め込まれアンサンブル、一気に4人が創り出す音の世界に引き込まれていく。

 

流れるようなライブアレンジから印象的なピアノの連弾へと繋がっていき「ロマンスがありあまる」へ。3曲目の「ハツミ」は、もの悲しく語りかけるようなボーカルスタイルとジャジーなピアノが印象的な1曲。シングル曲ではないがバンドが持つスキルと表現の幅を堪能することができる。

 

その後、ボーカル・川谷絵音の「そろそろ超絶ソロ聴きたくないですか?すんごいソロ聴きたい頃ですよね!?」というMCから始まったのはメンバーのソロパート。即興演奏のような自由度で卓越したスキルを披露する3人。最後はすべてのパートが重なっていき「パラレルスペック」へ。

ちなみにこの曲のサビは「雨にまで流されて」という歌詞が、先ほどの「ハツミ」では「雨降れ届かぬ心を」というフレーズが出てくるが、その後の楽曲のタイトルは「星降る夜に花束を」。これは果たして偶然か意図的か。タイトルや歌詞の細部までつい“深読み”してしまいたくなるところも、彼らの魅力の一つかもしれない。

 

最後の楽曲の前にボーカルの川谷絵音がオーディエンスに語りかける。

 

「いろんなインタビューでも言ってるのですが、僕は小学生の頃に姉のカセットテープでT.M.Revolutionを聴きまして。当時は一人でT.M.Revolutionごっこみたいなことをして遊んでいたんです。だから音楽が好きになったキッカケも西川さんだったりするんです。こうしてイナズマにまた呼んでもらえて僕らも凄く嬉しいんですが、一番驚いているのは僕の姉です(笑)」

 

「音楽が一つあるとこうして繋がれるというか。姉がファンだった影響で僕が西川さんと出会って、そしてこうした場所でまた西川さんのファンの方たちに僕らも出会えるというか。皆さんの前で演奏できることが本当に嬉しいです。」

最後に披露されたのは彼らの代表曲とも言える「キラーボール」。テクニカルな演奏と強烈なメロディラインに乗せられてイナズマの会場が一気にダンスフロアと化していく。

 

狂気的なまでの独創と芸術を、超絶技巧を駆使しつつもポップネスを失わないまま表現し続けている「ゲスの極み乙女。」。今回のライブでも改めて、表現者としての能力に度肝を抜かれる瞬間の連続。

 

川谷絵音、休日課長、ちゃんMARI、ほな・いこか という4人が生み出す音楽の魅力。頭の中の発想を演奏と音色に変換して具現化できてしまうことの常人ならざる凄さに、改めて心を奪われたステージだった。

 

◆SET LIST◆

猟奇的なキスを私にして

ロマンスがありあまる

ハツミ

パラレルスペック

星降る夜に花束を

キラーボール

 

◆INFORMATION◆

http://gesuotome.com/