9/21sat - 22sun

FREE AREA: 開場10:00
LIVE AREA: 開場12:00/開演14:00
※雨天決行 (荒天の場合は中止)

滋賀県草津市 烏丸半島芝生広場

送迎車を含むお車でのご来場は固くお断りいたします!
公道での駐車違反は見つけ次第警察に通報します。

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BLOG

DAY2【雷神ステージ】打首獄門同好会

2019.09.22 (日)

2004年結成のスリーピースバンド。 大澤敦史(Vo&Gu)、河本あす香(Vo&Dr)、junko(Vo&Ba) 男性ギターヴォーカルと女性リズム隊という目新しい編成でありながら、生活感溢れるユルい歌詞を乗せた楽曲は老若男女に支持され、「生活密着型ラウドロック」という新たなジャンルを確立。ここ数年で全国の野外フェスで凄まじい勢いで昇り詰める彼らがイナズマ初参戦となった。打首獄門同好会の登場を前にすでに高まりつつある熱量のオーディエンス。

 

しかし、雷神ステージのパフォーマー・トレンディエンジェルのパフォーマンスが終わり、打首獄門同好会が公開リハーサルをしている最中、心配されていた悪天候が顔を覗かせ、烏丸半島広場はどしゃ降りに見舞われた。容赦なく雨脚は強くなり、本番を控えた打首獄門同好会の演奏が心配されたが、開演時間と同時に雨はピタリと止み、初めて訪れたイナズマで奇跡を呼び込んだのだ。

 

ステージに登場した大澤は「朗報です!雨が止んだぞ!」と言って会場と喜びを分かち合い、「デリシャスティック」からスタート!誰もが口にしたことのある国民的駄菓子「うまい棒」への愛を捧げる歌をスリーピースとは思えない重厚なサウンドでオーディエンスを一気に揺るがす。

 

両サイドの大型ビジョンには、歌詞や関連映像が流れ、ビジュアル面でも訴えるアプローチでまったく目が離せない。某有名チョコ菓子同士の宿命の戦いを描いた「きのこたけのこ戦争」で一体感を生み出し、まるで関ヶ原の戦いのようなスケール感で迫る重厚なサウンドでイナズマに襲い掛かる。

 

「いやぁイナズマロックフェス手ごわい…。どうしても天気との戦いになるね。そんな中、呼んでいただきました打首獄門同好会です。どうぞよろしくお願いいたします」

 

MCでは、ヘビーなサウンドとは裏腹に腰の低い柔らかな口調でオーディエンスに語りかける大澤。

 

「初めてなんですが、このフェスは丁寧ですね(笑)さきほどもアーティストごとにミュージックビデオの紹介していたでしょ?我々は”なつのうた”という歌が紹介されました。暑いと言うだけの歌だけなんですけど、今年の夏フェスシーズンに向けて投下した新曲です。しかし困ったことに本日、そんなに暑くない(笑)しかし我々には冬の歌もあるんです。けどそんなに寒くもない。何なら丁度良い。あえてやるならどっちの曲だろう?今からアンケートを取ります。」

 

 

急遽”夏の歌vs冬の歌”が勃発し、観衆の拍手の数が多かった方を演奏することに!結果は、夏の歌が勝利し、晴れて「なつのうた」が演奏された。この観客参加型の演出は、彼らの人柄が溢れ、この日、初見のファンもグッと心を引き寄せられたハズだ。

 

誰もが胸に秘める思いを切々に込めた「はたらきたくない」を挟むと、大澤が「日本一大きい琵琶湖を前に、我々の血は、あれは海に見えると、日本人の血が騒がないでしょうか?」と訴えかけ「島国DNA」へ。この曲の歌詞は、魚介類への愛をたっぷり込めた曲で、鰹やイワシいわしのつみれといった日本食が歌詞に盛り込んでいる。
オーディエンスには、マグロの風船が放流され、エンターテイメント性も兼ね備えた演出で会場もヒートアップ。

 

さらに、B.B.クィーンズの名曲を大胆にパンキッシュにした「おどるポンポコリン」をカバー!ラストは、稲の大豊作を祈願した「日本の米は世界一」を披露!この曲を作ったことで彼らの存在が広まり、“日本の米は世界一”という印象的なサビは、地元・滋賀県中の農家のみなさんにも届くほど力強い歌声で歌い上げ、この日一番の大きな声が会場に響いた。

 

身近なことをテーマに歌うことでリスナーの共感を生み、ギャップのある重厚で緻密なサウンドとシンガロングできるメロディ。唯一無二の完成されたステージにオーディエンスは笑顔に満ち溢れ、また3人のライブが観たいと純粋に思える貫禄のライブを届けてくれた。

 

 

◆SET LIST◆
1.デリシャスティック(1番のみ)
2.きのこたけのこ戦争
3.なつのうた
4.はたらきたくない
5.島国DNA
6.おどるポンポコリン
7.日本の米は世界一

打首獄門同好会 OFFICIAL HP