9月16日(土)「イナズマロック フェス 2017」1日目、雷神ステージのオープニングアクトを務めたのは、感覚ピエロ。

2013年のバンド結成以降、音楽レーベルやマネジメント会社に所属せず、活動のすべてを完全インディペンデントなスタイルで行っている4人組ロックバンドだ。

VO&Gの横山は、1曲目の「CHALLENGER」から「上に跳べますか！」「もっと全員で！」と積極的に煽っていくが、天性のカリスマ性で、会場の心を一気に掴む。

2曲目は 映画「22年目の告白 -私が殺人犯です-」主題歌「疑問疑答」。

奇想天外ながら安定感のあるアンサンブルは、彼ら独自の不思議な中毒性を持っている。

8月9日より配信限定でシングルリリースされた「A BANANA」では、艶のある歌声が抜群にはまり、さらなる魅力を発揮。

その後のMCで横山は、数年前に滋賀に住んでいたことを告白する。
「あの時は、観客として普通に「イナズマロック フェス」を観に来ていました。そこから4年。こっち側に来たぞ！」と、嬉しそうに語ると、オーディエンスも熱い拍手で応える。

最後は、ドラマ「ゆとりですが なにか」の主題歌にもなった「拝啓、いつかの君へ」で、切なくメロディアスな一面も披露。

オープニングアクトでありながら、現時点での確かな実力と“底知れない可能性”を秘めた存在として、鮮烈な印象を残した。

【SET LIST】

1.　CHALLENGER
2.　疑問疑答
3.　A BANANA
4.　拝啓、いつかの君へ