• 雷注意報発令時・集中豪雨時の対応に関して
  • 小型無人航空機(ドローン)の飛行禁止について
BLOG最新のブログ情報をチェック!'

記事一覧 》

【雷神ステージ】LUNA SEA

2018.09.23 (日)

「イナズマロック フェス 2018」DAY1、雷神ステージ最後のACTはLUNA SEA。

日本が誇るスタジアム級のスーパーロックバンドが、遂に「イナズマロック フェス」に降臨した。

 

ファンの間では周知の事実だが、西川とLUNA SEAのメンバーは、実に30年近い付き合いになる。

90年初期に「西のLuis~Mary 東のLUNA SEA」としてインディーズシーンを盛り上げるライバル関係だった…というエピソードが現在まで伝わっているものの、それは少し誇張された“都市伝説”であり、実際は“お互い何者でもなかった20代前半に出会い、同世代のバンドマンとして共鳴しながら刺激を与えあった仲間”という関係性が、事実に近いのかもしれない。

 

SEにベートーヴェンの「月光」が流れ、ステージを照明が包む中、メンバーが静かに登場。

待ちわびた会場から割れんばかりの歓声が上がる中、1曲目に披露されたのは「Hold You Down」。

最新アルバム『LUV』の1曲目に収録されているナンバーで、ポジティブなエネルギーを持つメロディーと開放感に溢れたサウンドが野外のローケーションに抜群にマッチしている。

 

続くINORANのギターリフが印象的な「TONIGHT」へ。

LUNA SEA流パンクともいえる疾走感に満ちたナンバーだが、シンプルさの裏で、各パートがバチバチに主張し合うアンサンブルがたまらない。

「イナズマ、僕らは初めて来たんですが、西川貴教とはインディーズ時代から一緒だったので、出演できて光栄です。

こういうイベントを10回もやっているのは本当に凄いと思います。

今日は月も綺麗なので、フェスではありますが、LUNA SEAらしく楽しんでいきたいと思います。」

3曲目の「Dejavu」、4曲目の「STORM」と流れるようなセットリストを展開。

まさに最強のチューンで固めた無敵の構成だ。

「さっきSUGIZOが、こういうイベントは昔(活動初期)を思い出すって言ってたんだけど、まさに俺たちは対バンで上がってきたバンドなので、自分たちを知らない観客の前で演奏するのはすごく気分がいい。

今夜、LUNA SEA初めて観るっていう人は~?(観客の様子を見て)おお、凄いいる!…今夜の出会いに俺たちから想いを込めて…」というMCの後に披露されたのは、珠玉のバラードナンバー「I for You」。

歌を軸にしながらも、全員の個性が絡み合うLUNA SEAサウンドに会場全体が酔いしれている。

 

「今日は本当にみんなから届くパワーが凄い!フェスってファンと一緒に作っていくもんだと思うので、ここからもっと盛り上がっていけるか~!」そう叫び披露されたのは、LUNA SEAのエッジーな魅力が凝縮されたアッパーチューン「ROSIER」へ。

 

そしてテンションを落とさないままラストナンバー「WISH」へ。

どちらもLUNA SEAのLIVEではほぼ必ず演奏される代表曲中の代表曲ではあるが、フェイバリットソングを心待ちにしていたファンからの歓声と同じくらい、イナズマのステージで彼らを初めて体験する人たちから、ライブバンド・LUNA SEAの実力に、感嘆のどよめきが上がっていたのが印象的だった。

 

 

「WISH」の演奏を終えると、RYUICHIが「今夜は…せっかくなので、イベントの主催者の彼にも登場してもらいましょう」と西川貴教をステージに呼び込む。西川は微笑みながら登場し、LUNA SEAのメンバーと握手やハグを交わしていく。

西川「イナズマロック フェス、初日の大トリはLUNA SEA~~!」

RYUICHI「インディーズ時代からの知り合いだから…」

西川「もう30年。最初に会った時19やもん(笑)」

RYUICHI「そういう僕たちなので、西川にも一曲一緒にやってもらおうかな?」

西川「やっちゃいますか!」

まさに10回目のアニバーサリーに相応しい豪華共演に選ばれた楽曲は「PRECIOUS. . .」。

この曲はインディーズ時代の1stアルバム『LUNA SEA』の最後に収録されていたナンバーであり、LUNA SEAを象徴する代表曲の一つだが、数ある名曲の中から、敢えて西川と出会った90年前半の楽曲をチョイスしていることに、両者の“同期愛”を感じずにはいられない。

 

 

演奏を終え、ピアノアレンジされたSEが流れる中、「最後は西川にも協力してもらって、会場全体で一つになろう。」

RYUICHIの呼びかけに会場のファンたちも隣の人と手を繋ぎジャンプ。同時に花火が盛大に打ち上げられた。

 

6人で左右の花道を移動し、全員が満足げな表情でステージを後にしていく中、INORANが「今夜は最高の時間をありがとう!これからも…西川ともども、LUNA SEAもよろしくな!」と絶叫。

 

天候にも祝福された奇跡のDAY1。

最後に観た共演は、まるで夢の中にいるような光景だったが、きっと未来にはDejavuを味わえる日が来る。

そう願い、信じてもいいはずだ。

 

【SET LIST】

1. Hold You Down

2. TONIGHT

3. Dejavu

4. STORM

5. I for You

6. ROSIER

7. WISH

8. PRECIOUS. . .