2015.09.21 (月) 10:17
【雷神ステージ】T.M.Revolution(後編)

「イナズマロックフェス」始動のきっかけ、
そしてへ現在の想いを語ったあとに演奏されたのは、
「今すぐ手に入れたいものは、直線上にはなくて」と歌われる「UTAGE」。

切れ目なく「Naked arms」のイントロが流れると、
西川は着ていたベストを脱ぎ捨て、上半身 裸に。
鍛え上げられた肉体があらわになる。

「お前らん中に燃えてるもんがあるなら、ここに差し出せ!」と煽り、
より一層、高いテンションで演奏は続く。
アウトロでは、重くうねるビートの中で会場全体が一丸となり、
激しく長いヘドバンの嵐。
曲が終わると、例えようのない達成感に包まれる。
西川も満面の笑みを浮かべ、
「しぇえ~~お~~~!…しぇえ~~~~お~~~~~~!」と
コール&レスポンスを繰り返す。

最後は、Re:bootシリーズとしてリ・アレンジされた楽曲群の中でも
特に超絶度の高いナンバー「The Party must go on」で本編を締めくくった。

西川とメンバーは、一度ステージを降りるが、
会場には、割れんばかりのターボコールが起こる。
数分後、突然、サポートメンバーの山崎慶のドラムソロがスタート。
手数の多いドラミングで観客の度肝を抜いた後、
マイクを使い「まだまだいくぞ!」とばかりに観客を煽る。

すると、Tシャツに着替えた西川とメンバーたちが登場。
「全ての勘違いを確信に変えるために、行けよ!イナズマ!!」
という西川の言葉をキッカケにはじまったのは
前日、T.M.R.がトップバッターで出演した際に突然、披露された新曲だ。
繰り返されるギターのリフが耳に残るテンポの速い曲。
サビでの転調と、歌の最後の一音が印象的だ。
現時点でこの新曲に関する詳しい情報はまだ伝えられていないが、
今後のLIVEでの欠かせない1曲となることは“確信”している。

「このまま夏が終わってしまう?そんなわけねえ。
滋賀に夏を引き戻してやろうじゃねぇか!」
と煽る西川だったが…
ここでどこからか声が聞こえてくる。

「ちょっと待って~~!」
ステージ下手の端から歩いてきたのは…
なんと、AKB48総監督の“たかみな”こと、高橋みなみ!
しかも…数日前に行われた「第6回AKB48グループ ソロシングル争奪じゃんけん大会」の際に
着用していた「HOT LIMIT」の衣装を着ての登場だ!
当然、会場からは大きな歓声が。

高橋の「兄貴…着替えてください!」という言葉に、
「実は…俺も用意してるんだよ!」と西川。
首に巻いていたバンダナと着ていたTシャツを脱ぎ捨てると…
中からは、“本物”が姿を現す。
そのまま披露された楽曲は当然「HOT LIMIT」。これは盛り上がらないわけがない。
07_2.T.M.Revolution_t高みな2shot_2
「たかみな的にもオールOK!」と歌い、
最高のコンビネーションを見せつけた2人だったが…
演奏後、西川はどこか浮かない顔。

「説明してたと思うけど、ここ、俺の実家なんだ。
まだ年はいかない甥っ子や姪っ子もいるの。
やっぱり、カッコいい兄ちゃんだなって思われたいじゃない。なのにコレ…
じゃんけん大会で…あなたが突然「HOT LIMIT」の格好をして出たいと言ってきて…。
「見てみたいな」って軽く言ったらあんなことに…。
…こんな私でもよいですか?」

観客はもちろん、大きな声援と拍手で応える。

以前からイナズマ出演を希望していたという、たかみなさん。
西川も卒業前に実現し、本当に嬉しいと語る。
さらに、「HOT LIMIT(♂)」、「HOT LIMIT(♀)」が
“完全体”になれたことにも満足気な様子だ。

「せっかくだからもう1曲!」と叫ぶと…

「イナズマな好きなヤツは声あげな!貴教が好きなヤツは声あげな!」
というラップとともに、HOMEMADE家族のMICROが登場。
今年は土屋礼央も一緒だ。

2人は、フェスの本編の進行の裏で行っていたニコ生特番で
1日7時間、2日で14時間のMCを務めていたのだ。

これで実に、イナズマ7年連続出演。皆勤賞となるMICRO。

一方の土屋はステージに出るのは初。
「今、アーティスト面しながら、この格好(物販のイナズマTシャツ)で
ステージまで来たら、警備の人に「関係者パスを見せてください!」って言われて
慌ててスタッフパスをもらってステージに上がってきた…」

と語り、会場を沸かした。

最後の曲に行く前に、着替えるべきじゃないかと訴える西川だったが、
高橋は「西川さんがいいならこの格好で…」と提案。
西川も「そうか。ネットニュースが求めてるのってこういうことか」と快諾。
複数のカメラへ向けてポーズを撮るサービスまで飛び出した。

演奏されたのは、もはやイナズマロックフェスの
テーマソングとなっている「Lakers」。
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全ての演奏を終えると、
2日間で集まってくれた観客、フェスに関わったスタッフ、
そして出演してくれたアーティストへ再び感謝を伝える西川。

「本当にありがとう!また来年会おうぜ!」と叫ぶ西川に
全てのオーディエンスが、あたたかい声援と拍手で応えている。

最後にステージから去る際、西川は高橋を呼び止め、
もう一度、ステージ中央へ。
お立ち台にあがった2人は、渾身の「HOT LIMIT」ポーズを決める!
07_3.T.M.Revolution_t高みな2shot_1
他のどんなロックフェスでも絶対に味わえない、
この最高の幸福感に“ココロまで脱がされ”たまま、
「イナズマロックフェス2015」は終了した。

・SET LIST・

1.「DOUBLE-DEAL」
2.「WHITE BREATH」
3.「Crosswise」
4.「SWORD SUMMIT」
5.「UTAGE」
6.「Naked arms」
7.「The Party must go on」

EN 「Inherit the Force -インヘリット・ザ・フォース-」(新曲)
EN2「HOT LIMIT」 with 高橋みなみ
EN3「Lakers」 with 高橋みなみ、Micro、土屋礼央

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