徐々に日が暮れだした頃に登場したのは
イナズマ初参加となる[Alexandros](アレキサンドロス)。
川上洋平、磯部寛之 、白井眞輝 、庄村聡泰からなる4人組ロックバンドで、
今年3月、メジャーデビューしたばかりだが、活動を始めたのは2007年。
[Champagne]名義のインディーズ時代には、
日本武道館公演も成功させている超実力派だ。
「イナズマローーック!飛べる準備は出来ているか~」
川上のシャウトで始まったのは、「ワタリドリ」。
誰もが一度聴いたら口ずさめてしまうような強烈なキラーチューン。
最新シングルではあるが、早くも彼らの代表曲となっている。
彼らならではのグルーヴが凝縮された「Famous Day」、
そして「Kick&Spin」で盛り上げたあと、川上は語りだす。
「僕ら、滋賀でライブをやるのは本日が初めてです。
いろんなところでライブをやって、世界ツアーをやったりもしたんですけど、
滋賀県だけは来た事がなくて…
今回、滋賀でLIVEが出来て嬉しいです。しかも「イナズマロック」!
呼んで頂けて光栄です。
僕、バンドをやる前はサラリーマンだったんですけど、
その時に“営業”で来て以来の滋賀です。
あの頃、持ってきたのはパソコンでしたが、今はギターに…。
よかったです!(笑)」
嬉しそうに語る川上にあたたかい拍手が起こる。
「Leaving Grapefruits」。
夕陽、そして琵琶湖周辺の大きな空に溶けていくようなミディアムナンバーだ。
「今日は西川さんにお会い出来て本当に嬉しいんです。念願の対面で。
俺らの世代は本当に(T.M.R.)世代なんですよ。
次の曲は、まさに西川さんにぴったりなタイトルです。
西川さんに捧げます。聞いて下さい。」
そんなMCのあとに披露されたのは「Starrrrrrr」。
どこまでも高く伸びるメロディが心地よい。
最後の曲「Adventure」では、サビのコーラスパートで会場全体に合唱が。
彼らのファンだけでなく、
この日、集まってすべての音楽ファンを一つにした瞬間だった。
活動初期からの目標として、イギリスの巨大ロックフェス
『グラストンベリー・フェス』への出演を公言している彼ら。
今後、日本から世界へと羽ばたくロックバンドとして
シーンを牽引していってくれるはずだ。
そしてもちろん、またイナズマへと帰って来て欲しい。
・SET LIST・
1.「ワタリドリ」
2.「Famous Day」
3.「Kick&Spin」
4.「Leaving Grapefruits」
5.「Starrrrrrr」
6.「Adventure」