2015.09.19 (土) 22:18
【雷神ステージ 】倖田來未

どっぷりと日が暮れ、
神秘的な風景が広がる琵琶湖をバックに登場したのは、
今年でメジャーデビュー15周年を迎え、
歌姫の地位を不動のものにしている
格好良さと可愛さを兼ね備える和製ディーバ・倖田來未。
イナズマロックフェスに初登場の彼女が初日のトリを務めた。

今年で7回目を数えるイナズマロックフェス。
立ち上げから女性アーティストがトリを飾るのは初めてのこと。

そんなプレッシャーを微塵も感じさせないくーみんは、
デニムを大胆にカットし肌を露出した期待通りの衣装で登場し
バンド編成にダンサー6名を従え「IS THIS TRAP?」でスタート。

ステージ上の空間そのものをどこかの次元から入れ替えたような
非現実的なまでの存在感とキレキレのダンス。
そしてアスリートのようなボディバランスに感服。
その自慢のボディを使ってできることを
最大限取り入れたパフォーマンスで会場の視線を釘付けにする。

さらに「Fake Tongue」では、ギターソロの弾き語りも披露!
何が飛び出すかわからない多才な演出に会場を驚かせる。
倖田來未
滋賀のお隣、京都で生まれ育った倖田來未。
京都のお膝元、滋賀県で毎年開催されてるイナズマのことは
かなり気になっていた様子。その念願が叶い、
しかもトリを務めるということで、心底嬉しそうな表情のくーみん。

「みなさんこんばんは倖田來未です!ヤバイ!関西来たで!あたし。
やっとイナズマ呼んでくれました。京都出身として本当にウレシイです。
この空気をみんなと一緒に吸ってることを幸せに思います」

感謝の言葉に続き披露されたのは
「Once Again」のアコースティックバージョン。

さきほどの本格的な歌とダンスとは打って変わり、
しっとり歌い上げるのも最大の魅力。
動と静、メリハリを付けたステージと
持ち前の度胸と愛嬌でファンを魅了。
京都まで響くかのような声量で感情をこめて熱唱した。

再びダンサーを従え披露したのは、ラッツ&スターの「め組のひと」。
「め!」の決めポーズで一体となり、さらに会場を盛り上げると、
立て続けにCOMPLEXの大ヒットナンバー「BE MY BABY」を披露!

「Poppin love cocktail」では、
会場と一緒にタオルを回すパフォーマンスを披露し、
熱気に包まれながら本編を終えた。

アンコールでは「real Emotion」を挟み再びカバー曲を披露。
ブレイクのきっかけとなった「キューティーハニー」が流れてくると、
「特別に今日はこの人と!」といって袖から現れたのは、
なんとT.M.Revolution!
倖田來未&T.M.Revolution
奇跡のサプライズに、歓声とざわめきが交差するなか、
西川が歌い、くーみんがハモる。
声量オバケと歌姫によるハニーフラッシュが炸裂!
こんなにキーの高い「キューティーハニー」は聴いたことがない、
奇跡の共演が観られるのはイナズマだけだ。

西川「よりによってこれを歌わせる?」
倖田「いゃ、倖田來未といえばこの曲だし」
西川「オレ、お乳ないよ?(笑)安心してください大胸筋です。」

滋賀と京都出身の二人の絡みは、夫婦漫才そのものだ。

倖田「それにしてもイナズマのお客さんあたたかい。来年も出たいわ」
西川「そういうのここで言う?(笑)」
倖田「7年も呼んでくれなかったのは、
   わたしと付き合っている噂があったから?」
西川「あのなぁ、何言ってもいいわけちゃうよ?(笑)」

さらりと爆弾発言する倖田に、さすがの西川の表情も引きつっている。
曲でのコラボも見逃せないが、二人のトークも外せない。

倖田「この空気で帰れる?せっかくなのでもう一曲……」

どこかで聞いたことのあるイントロが流れてきたその曲は……
モンゴル800の「小さな恋のうた」。

高音、声量、ビブラード、どれも文句のつけようのない
モンスター級の「小さな恋のうた」が、会場の隅々まで染み渡る。
二人の歌の表現力は、太刀打ちできないほど素晴らしいものだった。

サプライズの余韻が残るなか大ラスの「LALALALALA」へ。
ステージの袖から袖まで、二往復ダッシュする倖田流の表現で
感謝の気持ちを表し、埋め尽くされた会場に投げキッスをし
初日のトリが終了した。

SETLIST
1.IS THIS TRAP?
2.MONEY IN MY BAG
3.Boom Boom Boys~Fake Tongue
4.Once Again
5.愛のうた
6.め組のひと
7.BE MY BABY~BRING IT ON~
8.Poppin love cocktail
EN1.real Emotion
EN2.キューティーハニー
EN3.小さな恋のうた
EN4.LALALALALA

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