2015.09.19 (土) 20:56
【雷神ステージ】UVERworld

今年で結成15周年を迎え、常に輝き続ける独創性のあるステージ、
そしてなにより心を根こそぎ鷲掴みにするパワーで
不動の地位を築きつつあるUVERworld。
UVERworld
西川貴教と肩を並べる滋賀県を代表する同郷アーティストであり
生粋の草津っ子!今年はT.M.R.と並んで二日間の出演を果たし、
地元滋賀への思いも人一倍強い、日々成長を遂げる
“滋賀の祭り”には必要不可欠な6人が威風堂々とステージに登場。
会場は早くも割れんばかりの歓声が鳴り響き、
この日を待ちに待っていたボーカルTAKUYA∞の声がこだまする。

「いこうぜイナズマロックフェス!
ぶちあがる準備は出来てるんだろうな?オイ!」

TAKUYA∞の威勢の良い号令に、オーディエンスは全力で呼応し、
「ナノ・セカンド」でスタート。

「UVERworldに与えられた時間、たった50分!!
たった3000秒!!たった8曲に全てを込めて演るからな!!」

イナズマへの思いを全て出し切るには短すぎると言わんばかりに、
鬼気迫る表情で訴えるTAKUYA∞。
与えられた短時間で感情を一滴も残さないよう
前半から飛ばしに飛ばす。

「ここからは考えるな!感じろ!」というMCに続いて披露された
「Don’t Think Feel」を挟み、TAKUYA∞がイナズマへの熱い思いをぶちまける。

「仲間が外で出店とかしててさ、この空間本当に愛して止まない」
地元滋賀で開催される野外フェスのステージに立ち、
地元の仲間たちがフード出店で軒を連ねる。
これ以上ない素晴らしい事実に
屈託のない笑顔で喜びを爆発させるTAKUYA∞。
もちろん披露されたのは彼らの新曲「I LOVE THE WORLD」だ。

「イナズマのためにバッコリ踊り狂うために作って来たぜ」
という言葉通り、イナズマの温度をグングン上昇させる。

「滋賀にかえってきたぞおい!いま東京で暮らしているけど、
月の半分位は滋賀で過ごしているんだよ!曲作りのために。
滋賀のみんなはあたたかくて、後輩がスゴイ笑顔で
タクヤくん!って声かけて来て…その後輩が、
おばあちゃんを紹介してくれたんだけど、
東京ドーム、京セラドームでライブをやったことのある
スゴイバンドの人なんだよ?
と言っても、
おばあちゃん全然わからないの。

けど、去年イナズマに出たバンドって言った途端、あっ!って。
さすが地域密着のイナズマだよって!!
フェスって短い時間しか出来ないから苦手なんだよ。

けどそんなこと言ってらんねぇんだよ。
UVERworldしかできない曲があると信じてる。
UVERworldにしか出せない音と空気があると俺は信じている。
そして…滋賀に帰ってきた俺たちにしか出せない音がある。
イナズマ!ばっこりアガっていこうぜ!」

暑苦しいくらいがちょうど良い、そんなTAKUYA∞の滋賀への熱い思い、
そして最高なオリジナリティが詰まった「Enough-1」へと続く。
TAKUYA∞の真骨頂であるリズム感のあるラップパートと
時代を切り取った真っすぐな歌詞が激しくぶつかり合う。

そしてこの日は、イナズマの発起人であり、
同郷の先輩でもある西川貴教のバースデー当日。
切磋琢磨しイナズマを盛り上げる滋賀が生んだ最強タッグ。
もちろん西川への感謝の言葉も忘れていない。

「西川さん誕生日おめでとう!おめでとうございます。
俺は彼と出会えて、滋賀でも夢を見ていいんだと思えた気がする。
次は俺たちの姿を見て、みんなが夢を見ていいと思ってもらえるように
なりたいと思っています。」

未知なる世界、そしてバンド自身が
自らその限界を超えるステージに目が行きがちだが、
激しさと優しさに包まれたUVERworld特有の一体感も彼らの魅力だ。

一瞬たりとも見逃せない怒涛の展開のライブは、
「O choir」で締めくくられ、あす二日目のステージも、
今日をも凌ぐアグレッシブなパフォーマンスを確実に届けてくれるだろう。

SETLIST
1.ナノ・セカンド
2.Don’t Think Feel
3.I LOVE THE WORLD
4.Enough-1
5.Collide~零HERE?
6.IMPACT
7.PRAYING RUN
8.O choir

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