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REPORT - レポート

9/19 “BIRTH DAY” ACT T.M.Revolution

2010年9月19日


18時44分。
ヴィジョンに映し出されていたイベントタイトルロゴの映像が切り替わり、
転換のブレイクビーツが鳴り出すと会場からは絶叫に近い歓声が上がる。

へヴィーなギターが空間をザクザクに刻むリフと、
神秘的な和楽器の音色が絡み合うSEに合わせて、
BANDメンバーが定位置に板付いていく。
そして…最後に登場したのは…『イナズマロックフェス 2010』の主催者であり、
この日、記念すべきアニバーサリーを迎える主役・西川貴教!
誰もが待ちわびた彼の登場に、どんどん興奮は増していくが
この日のために彼自身がプロデュースした衣装へも大きな歓声が上がっている。
“忍”の世界を想起させるデザインのコスチュームには、
大胆に羽根をデコレーション。そして左目には刀の鞘をモチーフにした眼帯!
全てのオーディエンスに鮮烈なインパクトを残すこの衣装にも、
西川貴教がこの日、思いっきり“気”を注ぎこんで
最新型のT.M.Revolutionを起動させようとしているのが伝わってくる。

オープニングナンバーは最新曲「Naked arms」。
この曲は昨年の『IRF’09』で初披露された曲だが、
ライブでの一体感は、すでにT.M.R.の代名詞の一つと言っても
全く申し分ないほど強烈なグル―ヴを生んでいる。
その後も「蒼い霹靂」、「WHITE BREATH」と続き、
会場内のテンションも上がりっぱなし。
そしてその後この日、最大の奇跡の瞬間…。

誰も聴いた事のない幻想的で流麗なシンセサウンドが鳴り響く。
どよめきと割れんばかりの歓声の中、ライトが照らし出したのは…。

誰もが言葉を失い、抑えきれず溢れだす感情で胸がいっぱいになる。
そして西川が叫ぶ。

「紹介しましょう…浅倉大介ーーーーーーーーー!!」

予想を遥かに超える“サプライズ中のサプライズゲスト”の登場、
そしてこれまでのT.M.R.、現在のT.M.R.、
さらにはこれからのT.M.R.をも凝縮されたような新曲に
誰もが呼吸すら忘れそうになりながらも、叫び、泣き、聴き入っていた。

曲を終えると、鳴りやまない拍手の中、
西川が浅倉をステージ中央へと招き入れる。

西川「え〜…今日は滋賀県くんだりまで
   来ていただいちゃいまして…(笑)」
浅倉「(笑)友達が滋賀県で誕生会をやるって言うからさ、来てみたら…
   (約15000人の観客を指して)これですよ(笑)!!」
西川「(爆笑)」
浅倉「最初会った頃にはこんなに小さかったのに
   今じゃ…こんな大きな会場でねぇ」
西川「僕ら…いつから付き合ってるんですか!(笑)」

「せっかくなのでもういっちょイッちゃいますか!」という
西川のMCの後に演奏されたのは「SWORD SUMMIT」。
浅倉は肩掛け型のキーボードに持ち替え、西川と共にステージを暴れまわる!
楽曲が完奏すると、ステージ中央で抱擁する2人に、
さらに熱く大きな拍手が贈られる。

その後、シングルを年内にもう1枚発売しようと思っている事について、
そして約6年ぶりとなるニューアルバムについて語る西川…。
そこからは一瞬たりとも情熱のテンションを下げないまま走り切っていく。

アンコールでは会場のファンによって「ハッピーバースデー」の合唱。
(ちなみに「(ハッピーバスデーソング)結構バラバラやったから…
 もう1回歌ってもろていいかな?あんまりないよ本人からこう言う事言うの(笑)」
 という西川の提案で異例の歌い直しが…(笑))

…今年のイナズマはこれだけでは終わらない…もう一つの大きなサプライズが!
HOMEMADE家族からMICRO、そしてキティちゃんを始め、
各地のゆるキャラ、さらには滋賀県観光大使代理のタボくんがステージに
ケーキを持って登場!
(照れ隠しからかゆるキャラをイジリ倒していた西川であったが、
 さすがにこの演出にはちょっと感激していたたようだ。)

「このままじゃ帰さん!」と駄々をこねる西川の発案で、
そのままMICROと奇跡のコラボへ…!

「今日はこの『イナズマロックフェス2010』に集まってくれた人、
 協力してくれた関係者、関わってくれた人全てに、拍手を送って下さい!
 ホンマに…最高のお誕生日会ありがとう!
 今年は去年と一つだけ違う事があります。今年はこれが言える。
 また…来年逢おうぜ!!!」

…そんな言葉で締めくくられた『イナズマロックフェス2010』。

西川本人はもちろん、誰の胸にも忘れられない誕生日になったに違いない。
そして来年は一体、どんな特別な日になるのか、、、
今から期待で雷鳴のように高鳴る胸を抑えきれない。

芸人ACT:ガリガリガリクソン


おなじみのTシャツとGパンのスタイルで登場!
「僕とエビフライどっちが好きですか?」
「僕とうんこどっちが好きですか?」
自虐的な芸風で会場に問いかけるガリガリガリクソンでしたが、
全て反応は、ガリガリガリクソンじゃない方でした(笑)

5th ACT:HIROMI GO


17:42。日が暮れだした頃、HIROMI GOが颯爽とステージに登場!
イナズマロックフェスと日本のエンターテイナーとの奇跡のコラボがついに実現した瞬間だ!
ステージから大量のCO2が吹き出す中、HIROMI GOの姿が現れ、
ギターのイントロが聞こえてくると、場内は一斉に手拍子!
「今日は出来るだけ知っている曲を……その方がのれるでしょ?」
ホーンセッションを取り入れた迫力のサウンドで、
「二億四千万の瞳」「お嫁サンバ」「ゴールドフィンガー99」など往年のヒットナンバーを連発!
歌ありダンスあり、さらにはステージの右袖から左袖まで全力疾走するパフォーマンスまで
披露し、まさにMr.エンターテインメント!
直後のMCでは、「何曲もやっても息切れすることないんですよ」と平気で言ってのけ、
来月で55歳になるとは思えないパワーに翻弄される。
さらに会場を見渡しながら、
「今日はヤンキーっぽい人もいるでしょ?いや悪い意味じゃないよ?凄く新鮮!」
と言ってイナズマの夜を堪能しているご様子。
さらにご機嫌のHIROMI GOから
「ステージに虫が飛んでるんだけど、アースジェットないの?」というMCまで飛び出し
会場は爆笑の渦!本物のエンターテインメントに酔いしれた。

4th ACT:サッズ


16時45分。心配された雨はどうにか止んだが、
ステージからは大量のスモークが吹き出し、例えようの不穏な空気が立ち込める。
次のACTはサッズ。
バンドの中心人物である清春は
言うまでもなく西川貴教と固い絆で結ばれた盟友であり、
昨日の公演でもabingdon boys schoolのステージにサプライズ出演し、
黒夢時代の名曲「少年」で奇跡の共演を果たしている。

そんな彼が、並々ならぬ想いを込めて再び始動させたサッズは、
シンフォニックでゴシック調のSEと共に登場。
全員、黒を基調にした衣装だが、メンバーそれぞれ強烈な個性を放っている。
清春は上半身の素肌のほとんどの部分が露わになったセクシーな衣装と、
ミリタリー調の帽子を斜めに被っており、手には赤と黒の革手袋。
滋賀の雄大な自然と、彼らが放つ非日常な感覚との極端な対比が、
極上のカオスを生み出している。

ライブは“衝撃”が詰め込まれたニューアルバム
『THE 7 DEADLY SINS』からの重厚なナンバーを一気に畳みかけ、
全てのオーディエンスをひたすら圧倒していく。

MCでは、今日誕生日を迎える西川貴教へ本番前に
“2~3時間かけて考えたプレゼント”を渡したと告白。
「みんなが考える170倍、卑猥なもの」だというその中身とは一体…!?笑

「『イナズマロックフェス』をブラックホールにするのが僕らの役割」と
不敵に語っていた彼だが、
サッズ流のROCK精神とROCK愛が貫かれた最高のSHOWを届けてくれた。

3rd ACT:BREAKERZ


さっきまでに猛烈な暑さから一転して、空にはうす暗い雨雲が。
パラパラ小雨も降り始める中、BREAKERZが登場!
しかし、そんな雨の不安も一瞬で吹き飛ばすような勢いで、
熱の詰まったナンバーの連続で飛ばしていく。
テレビ番組などで開花しているDAIGOの
“生まれ持ってのエンタテイナー”としての一面は
もちろんこの日も随所で十二分に発揮されていたが、
ライブ中の彼の立ち姿はまさに“ROCK”そのもの!
しかし、激アツなセットリストの合間には
彼の提案で桑田佳佑氏のモノマネでサザンの「TSUNAMI」を、
会場の皆と大合唱する演出も!
ラストナンバー「灼熱」では、タオルを振り回し一体化!
最後には「イナズマロックフェス2010…サイコーーー〜〜…うぃっしゅ!」叫び、
サービス精神盛りだくさんのステージが終了した。

ラジオ公開録音


MBSラジオ「ゴチャ・まぜっ!」「イマドキッ」の公開録音!
ケンドーコバヤシ、TKO、小倉優子、桜井裕美が登場し、番組のジングルを会場の皆と収録!
さらに、ライブを終えたばかりの土屋アンナも加わり豪華なジングルに仕上がりそうです。
西川貴教とSUNAO(a.b.s.)もMBSラジオ(毎週日曜24:30〜)
「またまたゴチャまぜっ!」に出演中!是非ともチェック!

2nd ACT:植村花菜


14:57。空に雲が出始め涼しくなってきた頃、土屋アンナに続く女性シンガー、
植村花菜が登場。「イナズマロックフェス、最後まで盛り上がっていこうぜ〜」
という掛け声と共にフォークギターを握りライブ開始。
透き通った声とキュートな笑顔で会場の視線を集め、ビジョンに映し出される表情を見ると、
イナズマロックフェス、そして滋賀の大自然を存分に楽しんでいるように見える。
「やっている音楽はアコースティックだけど、心はメチャメチャロックなのでよろしく!」
兵庫県川西市出身で、気取らない関西弁のMCで会場の心をぐっと引き寄せる。
声援1つ1つに「ありがとう」と応える姿は、優しい人柄が溢れ、
イナズマの暖かいファンに感謝しきり。
ラストには、代表曲「トイレの神様」を演奏し暖かいステージを終えた。

1st ACT:土屋アンナ


この日は、今や日本が世界に誇る“ROCK DIVA”
と言っても過言ではない土屋アンナからスタート!
たとえ昼間の出演時間であっても、演奏が始まってしまえば
彼女流の妖しくセクシーな魅力全開。
邦楽や洋楽という枠に捕らわれないグル―ヴィなROCKチューンの連続に、
会場全体が揺れる!
最後までアッパーなテンションを断ち切ることなく、
トップバッターとして相応しいステージングで全てのファンを魅了した。

開催宣言


草津市長の橋川渉さんとご当地ゆるキャラ”たびまるくん”が登場!
スタートに先立ち「イナズマロックフェス2010」開催宣言が行われました。
「全国各地からお越しの皆さんこんにちは!ようこそ草津市に起こし頂きました。
昨年は、名前を言い忘れましたが、私が草津市長の橋川渉です!」
愛くるしいキャラクターで会場の空気をわしずかみしていた市長。
西川貴教の誕生日に、今年も草津でこのようなイベントが開催出来ることが、
何とも嬉しそう。
「それでは始まります!イナズマロックフェス2010」!

OPENING ACT :ジン


『イナズマロックフェス2010』2日目のOPENING ACTは、ジン。

真夏日のような熱気の立ち込めた環境の中、
刺激的なSEに乗って登場すると、
ジンならではの新世代センスが炸裂した驚異のハイブリッドサウンドを展開。
長い髪を振り乱し、アグレッシブなアクションで煽り続けるひぃたんを筆頭に、
短い演奏時間ながら、客席に強烈なインパクトを残した。

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